造花って何で切ったらいいの?


店頭でよく耳にするお客様からの質問のひとつ。

「造花って何で切ったらいいの?」

おおよそこの手の質問はレジの精算時に、ふわっと質問されるので簡単に私たちスタッフの口頭での簡単な回答となるわけです。

「ワイヤーが切れる、ペンチかニッパーです。」

そういう時は、ほとんどが質問された方にはお時間がなくお耳のほうもフェイドアウト。

でも、資材・材料屋である私たちスタッフは本来しっかりとお伝えしたいんです、っていうか、いえお伝えすべきなのです。

それで、この際しっかりとお伝えするべくコラムに記載することにしました。


参照元:https://ameblo.jp/la-mia-pietra/entry-12312136820.html

「アーティフィシャルカッター」とは、わかりやすくアーティフィシャルフラワー(造花)ユーザー向けの名称ですが、一般的には「ニッパー」といわれる工具にあたります。

まずは、昔に学んだはずの「てこの原理」

「作用点から支点の距離よりも支点から力点の距離が長い方が、力点に加える力より作用点に大きな力がかかる」って具合のもの。

上の図からわかるように、支点から力点(グリップ)の距離が長くなれば、作用点(刃)により大きな力がかかりますから、大きなニッパーの方が切断能力が高くなるし、軽い力で切断出来るんですね。
もう一つの考え方として、支点が作用点に近ければ同じことですよね。
だから、なるべく支点に近い刃の根元で切った方がより軽く、切断能力もあがるのです。

その原理を利用して、支点に作用点をより近づけた商品があります。

https://www.decoplus-shop.net/?pid=146748951

AH5000 アーティフィシャルカッター 6,380円(税込み)

こちらは支点が作用点(刃)にメチャメチャ近いんです。

支点が刃の中にあるみたいですよね、これ以上近づけるのは無理なくらい近いです。
だから、より大きな力をかける事が出来るので、切断能力もあがるし、同じモノを切断するのなら、より軽い力で切断出来ます。

私たちdeco+スタッフも、こちらを利用しています。そして多くのお客様に推奨している商品となります。

その推奨する点をまとめてみました。

●女性向けに出来ているので、比較的軽量。
●グリップの間にバネがあり、連続カットが可能。(ちなみにバネは取り外し可)
●約φ4mmまでのワイヤーをカット可能。
●グリップ部がソフトクッション仕様なので、手の衝撃を軽減。
●太い茎に対応するワイドに開く刃で、切断に対する体力も軽減。

次に「ボルトクリッパー」といわれる工具にあたるもの。


https://ec.e-tokyodo.com/shop/g/gAH000022-ZZZ/

AH22 スリーピークス グリーンニッパ 4,180円(税込み)

ハンドルロックもついてますから、グリップが広がりにくく収納もしやすいです。上記の商品同様の切れ味も抜群です。およそφ4mmまでのワイヤーカット可。

先端が若干尖っているので、細部の切断に非常に適しています。
最近は、このグリップのグリーンよりも黒くてスタイリッシュに見せる色違いも出てきました。

https://ec.e-tokyodo.com/shop/g/gAH000023-ZZZ/

AH23 スリーピークス ブラックニッパ 5,060円(税込み)

どうです?なんだか「ザ☆プロフェッショナル」的な外観でしょ。
同じくφ4mmまでのワイヤーカット可能です。

最後に、もっと軽量なカッターもご紹介しておきますね。


https://ec.e-tokyodo.com/shop/g/gAH003600-003/

AH3600-3 アーティフィシャルシザー 4,290円(税込み)

上記のようなガッツリ作業なものではありませんが、ワイヤーカットはφ2mmまでのものとなります。
ネイルされている女性でも利用可能なグリップの曲線。軽量ですし、ハンドルロックもあるから収納も簡単。気軽にご利用可能な商品です。

切断する相手は、アーティフィシャルフラワー(造花)なのですから、細いワイヤーばかりで出来ているとは限らないのです。しっかりと切断能力を持っている道具を使いこなすことが、よりよく効率的な仕事が可能なのです。

もしも、deco+に来店されることがあれば、その場でお試し切断できますからお気軽にスタッフまでお声かけくださいね。