親の「聞いてないよぉ!」を回避するために 後編

いよいよ両家にとっても親子にとっても円満な事前決め事すりあわせの後半編。せっかくのBigDayにむけて、少しでもストレスを感じさせないためのポイントです。

3.挙式披露宴のコスト事情で
4.披露宴のゲスト・料理などの内容には
5.式当日のうごきで


3.挙式披露宴のコスト事情で

ここから、かなりシビアなお話。一番気になる大事なフトコロ事情。貯蓄額が十分あるおふたりならば自分たちの裁量で進められるけれど、ちょっぴりフトコロがさびしいおふたりならご両親に結婚式の費用の話をして援助してもらうことや一時的に拝借することも相談しなければなりません。

●会場探しの前にふたりの使える金額を確認し合いましょう。

●結婚式全体のかかる費用を確認します。

●ご両親の援助が有るのかどうかも確認しましょう。
もしも援助が有れば、いつもらえそうか、また二人で事前に分担する方法を考えて両親にじっくり相談しましょう。またご祝儀の配分も合わせて相談するとよいでしょう。

●両家の費用分担を相談します。
例えば、式の費用が彼で新生活は彼女などさまざまな方法が見受けられます。他の例も挙げておきましょう。

例1.比率を決めちゃう♪
おふたりの貯蓄や収入差を考えて総額を6対4で割る、もしくは折半する。結納なしなら彼側が多く払ってもらう。
例2.ゲスト人数で割っちゃう♪
総額あるいは総額からご祝儀全額を差し引いた残金をゲスト人数で割って、各自招待した人数分を払う。
例3.項目別に分けちゃう♪
料理などゲスト関係の費用や衣裳、美粧気付けは各自で、それ以外は折半するなど項目別で分け方を変える
例4.共通口座をつくっちゃう♪
各自が今までの貯蓄を出し合い、新規の結婚資金口座を新たに開設します。分担するより、ふたりの共同資金口座からの支出する方法。

4.披露宴のゲスト・料理などの内容には

結婚式の準備が本格的になってくると、招待する親族への連絡や親族席の席位置を決めることなど、両親に相談したり確認してもらうことが多くなり、双方の両親との連携が不可欠になります。ゲストに失礼のないよう、ここは皆が手に手を取って協力していきましょう。

●誰を呼ぶのか決めましょう
まずは、親族への連絡とゲスト数の把握です。招待状発送前に出欠の打診や住所などの確認を親族に関しては、両親にお任せしても構いませんが最終的には人数確認や調整などはふたり中心で進めてまいりましょう。

ここがポイント! 近い親族などは事前に出欠を打診しておくとスムーズですね。その際、ゲストの名前の漢字や住所、特別のケアの情報なども確認しておくと非常に楽になります。そして勢いづいて親族の住所などを記載したゲストリストを作っちゃいましょう♪

●招待状を発送します
おふたりの名前で投函する方が増えましたが、両親名で出すものと思っている両親もいらっしゃいます。差出人にはおふたりの名前、両親の名前、親子連名の3パターンがあります。

ここがポイント! 特に両親からの金銭援助を受ける方は両親の考えを確認しましょう。援助なしの方もふたりの名前でよいのか了解を得ておくと今後も安心でしょう。

●ゲストの交通費や宿泊先などを手配します
親族の交通や宿泊の手段と美容着付けなどの有無を確認することが必要になります。特に遠方親族の交通費、宿泊費をどこまで出す習慣があるかを聞いて、両親とふたりのどちらが負担するかも相談するとよいでしょう。

●席次表をつくりましょう
親族や近隣の人同士の関係性は両親の方がご存知なので、おふたりで組んだ席次でよいのか確認してもらうか、両親に組んでもらうのがベターでしょう。

ここがポイント! 親族席だからどうしても親族でなければいけない、というわけではありません。楽しく会食ができる雰囲気作りも大切なことです。席次決めが一番時間がかかる作業になるかもしれません。ご両親と一緒にすすめていくと今後において楽になる作業でしょう。

5.式当日のうごきで

ご両親はゲストへのおもてなしや親族の反応を気にする傾向があります。特に料理や引出物は事前に了解を得ておくと安心しますね。

●ご両親の衣裳について
ご両親の服装はモーニングと留袖が定番ではありますが、一方だけ礼服やドレスなど意見の相違がみられる風景は、滑稽です。双方のご両親に何を着用するのかを確認し統一感を出すよう努力しましょう。

ここがポイント! 留袖は人気柄から予約が入るため、早めに希望を聞いて、借りるならば彼女の花嫁衣裳決めの時に同時期に選んでしまいましょう。そして、両親の貸衣裳は両親負担というケースが多いですが、おふたりと同じ店で選ぶとまとめての請求になることがあるので事前の確認が必要です。

●お礼・お車代について
おふたりから当日用意する時間がないので、事前にご家族との打ち合わせが必要になります。一番確実なのは、式と披露宴の間の時間にご兄弟に直接披露宴会場に行ってもらい直に先付しておく方法がよろしいかと思います。ご両親もご親族のみなさまへ挨拶が目白押しで謝礼どころではないことも考えられます。ただし、受付の方だけには挨拶してもらいましょう。

●演出について
やってほしくないこと、やってほしいことを事前に確認しておきましょう。

ここがポイント! 最近、よく見受けられるファーストバイトは年配者の方に不評ということが記されているメディアがあります。要注意、要確認!

●両家代表謝辞について
おふたりで謝辞を述べる人を決めて、新郎父または双方の親に謝辞のお願いをしましょう。

●料理・ドリンク
できれば両親と一緒に試食会に行く事が望ましいです。おふたりのコース内容と金額はしっかりとお伝えしましょう。

ここがポイント! 当日の挨拶回りを希望のご両親ならば、席次表をあらかじめ見てもらいお酌の順番と範囲、ゲストとの関係を事前にお知らせしておくとよいでしょう。アルコール可か不可もチェックしておくとよろしいでしょう。

さいごに
両親との事前のすりあわせをスムーズにするため、当日までの流れをざっくりと追っていきました。挙式、披露宴だけではありません。今後、いろんなことをある程度このように事前の情報共有することは必要です。お互いに幸せになるためのコミュニケーションをどしどし活用しましょう!