フローラル・コラージュ


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フラワーデザインとは、花の造形全般を総称します。その中にもいろいろなカテゴリーがあります。

フラワーアレンジメントやブーケ、アクセサリーなどはよく知られてはいますが、「フローラル・コラージュ」というのはあまり聞きなれないかもしれませんね。

もちろんフラワーデザインコンテストなどには、部門がきちんと設けられているほどです。

では、その「フローラル・コラージュ」ご紹介しましょう。


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フローラル・コラージュ(Floral Collage)とは、「フローラル」と「コラージュ」の言葉から成り立っています。

フローラルとは、「花の」「花のような」という意味です。花のような雰囲気、花のようであるさま。フラワーデザインでは、「花」に限定せず「花・草などの植物素材」全般を意味しています。

コラージュとは、「糊づけ」を意味する言葉です。現代絵画の技法で、描くのではなく、個々の素材(新聞の切りぬき、写真、その他のもの)などを組み合わせて貼りつけることで、造形作品を構成する技法です。

そこでフローラル・コラージュは、主に「花や草などの植物素材」を「貼り合わせて」、植物素材を使用した平面構成のデザインとなります。

ドライフラワーやプリザーブドフラワー、押し花などを貼り付けて、抽象的に表現したり、植物の思いもしない効果を表現する造形も魅力のひとつです。

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ここまでくると完全なアート作品になりますね。植物に加えて、蝋、鉛筆、アクリル絵具を使用したかっこいい作品に仕上がってます。
植物の存在は大きく、素材の面白さが浮き彫りになりますね。

私も個人的にフローラル・コラージュを挑戦する機会が何度かあり、非常に無心になって没頭し、楽しんだ記憶があります。

様々な植物の特性やフォルムを生かしながら、キャンパスの空間で無限に広がる異素材を加えて、ペインティングナイフを片手に自由に表現しデザインすることは、非常に思考能力を思いきり発揮しなければなりませんでした。

最近、特にドライフラワーで楽しむ方が多いように見受けられます。ハーバリウムやスワッグ、リースで楽しむだけでなく、ぜひ今度は、よりレベルアップした美術絵画の方法を取り入れた「フローラル・コラージュ」で壁飾りにチャレンジしてみませんか?